豊水

豊水地区

札幌は10区に分かれており、その真ん中に中央区が存在する。

その中央区は16の地区に分かれている。ここは豊水地区、弊社はその中にある。

豊水地区は北側にススキノエリア、南に中島公園、マンションやホテルは彼方此方に、といった感じだ。

今月は3年ぶりに地区のお祭りがあった。歴史があり、郷土愛に満ちあるれた札幌まつりだ。

昔は目の前に豊水小学校、星園高校があった。今は消防所や会館、各所属団体、物品庫、町づくりセンターなど。

そのエリアに地区の山車が閉まってる山車庫も存在する。華やかに飾られたお祭りの顔でもある。

私はこのお祭りの責任者を任されている。名は山車部長。右上一番にバシッと提灯は存在する。

準備は滞りなく仕上がった。祭り当日は諸事情もあり、巡行は副部長以下に任せて、私は仕事に就いた。

それでも、従業員もご奉仕に参加させ、地区からの負担金や個人・会社からのご祝儀も収めることができた。

店がある通りは1丁目通りの「豊水通り」。昭和時代は店屋も結構あったが、現在はマンションだらけ。

それでも南に行けばパークホテル、北に行けば創成トンネルとつながる通りなので、最近は交通量も増えた。

お祭りのご祝儀のお礼は地区の手ぬぐい。お祭り当日は札幌地酒の生酒も準備する。

その他、甘納豆の御赤飯、煮しめ、時知らず(鮭)の漬け焼きなどなど。

昔からある地域の祭り、時代の流れでやってる人も、既存するお店も、その考え方も色々変わる。

そんな中、弊社は今年で83年目。父も祖父も祭りに携わっていた。そんな家系はもう少ない。

だからやっているという所もあるし、気づけば山車部長というトップを任されたのかもしれない。

でも、甘納豆赤飯は昔から苦手。お祭りはやっぱり近所でお寿司が美味しい。

地元がすすきの!? ヤバくない? 危険しか感じない、よくそんな事を言われるが、私はこの町が好きだ。

歩けば挨拶される。客引きに声を掛けられるよりも、知り合いの店や地域の人に声を掛けられる。

気心知れた店主も多く、楽しい会話も生まれやすい。信用・安心して食事ができる。勿論お金もかかる。

そう思ったら、とにかく仕事を頑張るのだ。弊社も粋の良さで繁盛店の仲間入りを目誘そう。

今日もご新規キッチンカーのガス契約だ。積載する燃焼器はオーブン機。パイやシュー生地を作るそうだ。

ということで、最後はしっかりLPガスの話。軽量ガスボトル、思った通りに売れ行きが好調だ。

御予約は本田燃料電器、011-511-5721まで。

 

 

灯油・LPガスのプロショップ

弊社は創業から80年続く燃料店。札幌の中心部に位置し、地区で言えば豊水。

中島公園、住宅街、繁華街ススキノエリアを持つ「豊水ススキノ連合町会」だ。

この地区は交通の利便性が良く、車は勿論、バスや市電、

地下鉄では「中島公園」「豊水ススキノ」「すすきの」と3つの停車場を持つ。

昭和時代の戦中・戦後・高度経済成長・バブル、そして平成から令和へと。

毎期の決算も、プラスマイナスを継続し、ここ10年は緩い右方上がり。

こんな無茶苦茶大変なコロナ禍でも灯油・ガスをメインに「花道」を突き進む。

電気や天然ガスに押され気味な世の中でも、弊社の灯油販売は伸びている。

理由は言うまでもないが、ユーザーからの需要があるから。必要だから。

数年前にTVの取材を受けたが、正にこれ。

大変かつ売り上げも低く面倒。細かい作業なので、同業者はやらない。

が、儲けというより人助けで始めたビジネスが、このコロナ禍で良績を収める。

なかなか大変ではあるが、お客様は感謝をしてくれるし、応援もしてくれる。

WEBでは励みになるメッセージやコメントも沢山いただく。

LPガス(プロパンガス)も同じ。弊社はボンベに目を付け、その需要を開拓。

現在では札幌は勿論、北海道で断トツというかオンリーワン的存在となっている

これも行政とガス業界が縮小・廃止方向へ進んでいるところ、真逆の発想。

最初は風当たりも強く、投資もかなりだったが、今では弊社の看板商品に。

さらに震災・停電を経験し、今ではこの世に重要視されるモバイルエネルギー。

そのガスボンベと併用して燃焼機器も大きく販売展開できるようになった。

イベントこそ最近はできないが、それでも防災商品として購入されたり、

コロナ禍での巣ごもりやライフワークでの需要拡大が計られる商品か目白押しだ

LPガス発電機・調理用鋳物コンロ・プロパンガスバーナー・BBQグリル。

最近は仕入れや流通も変わり、日本全国から。メーカーの営業と直接話をする。

地味で利幅もそう大きくない仕事だが、やりがいは大きい。

そこには需要と安定、そして絶大な支持があるからだ。

自分ができる範囲を先ずは死に物狂いで最大限やる。すべてはお客様のため。

それが結果、自分を高め、自分に返ってくる。

仕事は本当に難しい。悩む。でも、そうでなければ仕事ではない。作業・雑務。

色々偉そうな話をここに綴ったが、全ては自分に喝を入れ、追い込むため。

今年も残すところ40日。大晦日が決算だ。

この状況下、いや、この場に及んでも黒字で終わらす。

相当頑張らなくては難しいが、相当頑張れる自信が私にはある。

しかしながら、コロナに罹って2週間隔離されたら無理かな。

そのためには、栄養をしっかり摂って、しっかり睡眠をとる。

家庭で食べれない美味しいグルメは、近所のお店に作ってもらう。デリバリー。

おそらくステイホームが日本全国でまた始まるが、

そんな中でも、自分をしっかり持って、何とか乗り切りたいと思う。

深呼吸して、空を見上げて、そして前を向く。

さあ、今日も出発だ! 押忍。

祭り

いよいよ祭りも始まった。

6月、スタートの祭りはヨサコイ祭り。今年はあいにく雨天でのスタートだった。

すすきの会場でもたくさんの出場者、観客でごった返した。

地域関係者として、私も警備ボランティアを。

出演者の出入りと見物客や歩行者を上手く誘導するお手伝い。

ススキノの神輿半纏を纏ってボランティアスタート。

アキレス腱の具合も良いので、今年は7月くらいから神輿を担いでみようかなぁ。

ヨサコイも終わると、いよいよ北海道神宮祭だ。

札幌まつりとも呼ばれている。

その昔、札幌は31の区に別れており、我が地区、豊水は四区。

第四豊水祭典区という山車を所有する祭りの顔となる地区でもある。

ということで、会議、会合をたくさんやって当日を迎える。

そのお祭りは、北海道の開拓から始まっている神宮のお祭り、言わば神事のようなものだ。

札幌では、このお祭り期間は、企業もお休みとなってお祝いする文化もあった。

今では少なくなったが、老舗であり、この地区の商店である本田燃料電器は

6/15・6/16はお休みをいただき、地域貢献として、お祭りにご奉仕させていただいている。

お客様にはご迷惑をかけるが、地域伝統文化継承ということで何卒ご理解いただきたい。

私は20年以上前から携わっているが、数年前から山車部長となった。

だから、尚更のこと、一生懸命ご奉仕させていただいている。

まあ、父も祖父もやってきたことだから、何の違和感もなく、自然にお祭りに溶け込んでいる。

地区の住人の皆様、企業の皆様からご祝儀やふるまいを戴いて、この祭りは成り立っている。

今年も明日14日の先太鼓巡行から祭りスタートだ。

私の中では祭りはもう前前前夜祭くらいから始まっている。

煌びやかな装飾の山車を、更に華やかに盛り上げてくれる、踊り手の芸者さん、

美味しい鮨の振る舞いで巡行部隊を盛り上げてくれる鮨屋の大将、

この地区をみんなで支え、みんなで祭りを盛り上げてくれる、

そんな大勢の方々のお力添えで成り立っているお祭り、

いよいよスタートだ。

どうぞ宜しくお願い致します。    豊水第4祭典区 山車部長 本田利博 (トッチ)