祭り

本格的始動に向けての準備期間

いよいよ今月で支店の仕事と経理が本店に全て移行となる。

3月から始めておよそ4カ月かかった。これからが本番。配送シフトを上手く準備することが鍵となる。

そんななかでも、地域奉仕は欠かさなかった。本音を言えば、祭りなんかやってる場合じゃないのに。

まあ、見えない不安が多く、寝れない日々も毎日だが、人とふれあい、笑顔や元気パワーをたくさん貰った。

平日の昼からお酒を飲む事なんてほとんど無いので、これも貴重な体験だ。

さあ、仕事。満員御礼かつ新規がドンドン入る。その状態で人数が一人欠ける現在の状態。

仕事が無いよりは大変有難い事だが、こなせるか不安で仕方がない。

何のために仕事をしているかを自問自答すると、それは生きていく為のお金を生むこと、それだけだ。

だからお金の為に生きている訳ではないので、自分なりに抑えも必要だと認識している。

今自分にとってどんな時間が必要かを考えた時、旅行を決断した。

高齢になり腰も曲がり、足腰も弱くなった母を連れて。人生一緒に旅行できるのも、もう限られている。

娘が一人で頑張っている横浜に連れていき、家族で一緒に食事や観光を楽しんだ。

孫と別れる時、母は寂しくて悲しくて泣いていた。一緒に連れて来て良かった。

たった1泊2日の旅だったが、私自身も大変貴重な時間を手に入れる事が出来た。

リフレッシュも出来たし、来月からやるべき仕事内容も整理できたように思える。

既に数十件のガスレンタルオーダー。そこに更に新規が追加されていく。

日時・数量・場所・連絡を確実に。そして仕入れ・在庫をしっかりと。用意周到こそが一番大事。

夏は毎日数十本の充填・レンタルボンベが回転する。時には百本を超える日も出てくる。

そのための準備仕事も本当に多い。そしてその売上を担当する経理も本当に大変だ。

仕入れの数量も昔より大きくなった。1度に100単位もよくある。ボンベや付随するガス部材が多い。

この部材だって取引先やメーカーの話では弊社が日本で一番売っていると聞いた。

こんな小さな零細商店でも、情熱だけでここまでできる。

仕事は会社の大小が全てじゃない。その経営者の熱意と人間力だ、と聞いたことがある。

他人は私をどう見て、どう話しているかわからないが、自分でとしては、

給与は低くていいから、サポートのある大手や中小企業で休みのある生き方をしたい。

代わりが居ない零細はつらい、これが今の本音。 ということで今回はおしまい。

 

豊水地区

札幌は10区に分かれており、その真ん中に中央区が存在する。

その中央区は16の地区に分かれている。ここは豊水地区、弊社はその中にある。

豊水地区は北側にススキノエリア、南に中島公園、マンションやホテルは彼方此方に、といった感じだ。

今月は3年ぶりに地区のお祭りがあった。歴史があり、郷土愛に満ちあるれた札幌まつりだ。

昔は目の前に豊水小学校、星園高校があった。今は消防所や会館、各所属団体、物品庫、町づくりセンターなど。

そのエリアに地区の山車が閉まってる山車庫も存在する。華やかに飾られたお祭りの顔でもある。

私はこのお祭りの責任者を任されている。名は山車部長。右上一番にバシッと提灯は存在する。

準備は滞りなく仕上がった。祭り当日は諸事情もあり、巡行は副部長以下に任せて、私は仕事に就いた。

それでも、従業員もご奉仕に参加させ、地区からの負担金や個人・会社からのご祝儀も収めることができた。

店がある通りは1丁目通りの「豊水通り」。昭和時代は店屋も結構あったが、現在はマンションだらけ。

それでも南に行けばパークホテル、北に行けば創成トンネルとつながる通りなので、最近は交通量も増えた。

お祭りのご祝儀のお礼は地区の手ぬぐい。お祭り当日は札幌地酒の生酒も準備する。

その他、甘納豆の御赤飯、煮しめ、時知らず(鮭)の漬け焼きなどなど。

昔からある地域の祭り、時代の流れでやってる人も、既存するお店も、その考え方も色々変わる。

そんな中、弊社は今年で83年目。父も祖父も祭りに携わっていた。そんな家系はもう少ない。

だからやっているという所もあるし、気づけば山車部長というトップを任されたのかもしれない。

でも、甘納豆赤飯は昔から苦手。お祭りはやっぱり近所でお寿司が美味しい。

地元がすすきの!? ヤバくない? 危険しか感じない、よくそんな事を言われるが、私はこの町が好きだ。

歩けば挨拶される。客引きに声を掛けられるよりも、知り合いの店や地域の人に声を掛けられる。

気心知れた店主も多く、楽しい会話も生まれやすい。信用・安心して食事ができる。勿論お金もかかる。

そう思ったら、とにかく仕事を頑張るのだ。弊社も粋の良さで繁盛店の仲間入りを目誘そう。

今日もご新規キッチンカーのガス契約だ。積載する燃焼器はオーブン機。パイやシュー生地を作るそうだ。

ということで、最後はしっかりLPガスの話。軽量ガスボトル、思った通りに売れ行きが好調だ。

御予約は本田燃料電器、011-511-5721まで。

 

 

祭り

いよいよ祭りも始まった。

6月、スタートの祭りはヨサコイ祭り。今年はあいにく雨天でのスタートだった。

すすきの会場でもたくさんの出場者、観客でごった返した。

地域関係者として、私も警備ボランティアを。

出演者の出入りと見物客や歩行者を上手く誘導するお手伝い。

ススキノの神輿半纏を纏ってボランティアスタート。

アキレス腱の具合も良いので、今年は7月くらいから神輿を担いでみようかなぁ。

ヨサコイも終わると、いよいよ北海道神宮祭だ。

札幌まつりとも呼ばれている。

その昔、札幌は31の区に別れており、我が地区、豊水は四区。

第四豊水祭典区という山車を所有する祭りの顔となる地区でもある。

ということで、会議、会合をたくさんやって当日を迎える。

そのお祭りは、北海道の開拓から始まっている神宮のお祭り、言わば神事のようなものだ。

札幌では、このお祭り期間は、企業もお休みとなってお祝いする文化もあった。

今では少なくなったが、老舗であり、この地区の商店である本田燃料電器は

6/15・6/16はお休みをいただき、地域貢献として、お祭りにご奉仕させていただいている。

お客様にはご迷惑をかけるが、地域伝統文化継承ということで何卒ご理解いただきたい。

私は20年以上前から携わっているが、数年前から山車部長となった。

だから、尚更のこと、一生懸命ご奉仕させていただいている。

まあ、父も祖父もやってきたことだから、何の違和感もなく、自然にお祭りに溶け込んでいる。

地区の住人の皆様、企業の皆様からご祝儀やふるまいを戴いて、この祭りは成り立っている。

今年も明日14日の先太鼓巡行から祭りスタートだ。

私の中では祭りはもう前前前夜祭くらいから始まっている。

煌びやかな装飾の山車を、更に華やかに盛り上げてくれる、踊り手の芸者さん、

美味しい鮨の振る舞いで巡行部隊を盛り上げてくれる鮨屋の大将、

この地区をみんなで支え、みんなで祭りを盛り上げてくれる、

そんな大勢の方々のお力添えで成り立っているお祭り、

いよいよスタートだ。

どうぞ宜しくお願い致します。    豊水第4祭典区 山車部長 本田利博 (トッチ)