「やってみなはれ、やらなわからしまへんで」。サントリー創業者のお言葉。
このスピリットはいつの時代も業種を問わず尊敬され、私自身も大変感動し、
現時点でも、己の「仕事へのチャレンジ精神」の根底として根付いている。
先人たちが残した名言、そこに心が震え、情熱が動き出す。
世界から見たら、小さな日本国。その北国として位置する島、北海道。
そこの札幌で必死に生きている自分。小さな生命みたいなもんさ。
それでも、授かった命と自分の中では天職というべき燃料店を志し、
商いを軸に、地域貢献や社会奉仕ができる企業にしていこうと。
商売品目は主に灯油とプロパンガス。そのプロパンガスの仕事で、
弊社の真骨頂ともいえる、ボンベの質量販売で嬉しいことがあったのだ。
イベントガスと思って伺ったクライアントは児童養護施設の担当者。
年に1回のお祭りで唐揚げやお餅つきなどの調理ガスのレンタルを。
休日なので私が出勤なのだが、事前設置時から手をつないでくる幼い児童が。
グッと来て、休日仕事ではあったが、自らボラのお手伝いもお願いしてみた。
みんな可愛くて、本当に良い時間を過ごせた。 いい仕事をしている、感謝。
小さい店ながら、こんな事にも協賛している。
大學のハンドボールを指導していた私だが、教え子がジュニアの指導を。
そういう頑張りにも、やはり気持ちが動かされてしまう。
少ないながらの協賛をさせていただいた。すると、ご丁寧に御礼を。
行動が結果を生む。人の心が仕事を通して、嬉しく返ってくる。
世に大した貢献はしてないけれど、それでも認めてくれる人がいる。
本当に有難いこと。感謝しかない。でも、それが更に自分を加速する。
燃料店でもキャッシュレス。10月の消費税増税前に、カード決済に対応。
こんな零細の商店でも、自負がある。「燃料店、自分こそがスタンダード」。
実際、プロパンガスボンベ販売でのカード決済を出来た瞬間、震えた。
そしてグッと胸が熱くなった。燃料店も時代に対応してるって!と。
時代の変化に柔軟に対応できるということが、老舗にも大切な事。気づけば、
古い弊社が、実はこの業界で一番新しい動きをしているのかもしれない。
さあ、今シーズンのTV取材が鳴りはじめた。
いよいよスタートの合図だ。
やってみなはれ、やらなわからしまへんで。