事業の継承と承継

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「承継」と「継承」は似た意味の言葉ですが、使われ方に違いがあります。

「承継」とは、地位・事業・仕事・精神などを引き継ぐこと。

一方「継承」とは、身分・義務・財産・権利などを引き継ぐことです。

私は4代目店主。歳も歳だし、そろそろ次の準備に入り始めようとも思ってます。

それにしても、今年は本当に大変なことが多いです。でも、それはチャンスでもあると思ってます。

逃げない、諦めない。コツコツ継続させる。「不撓不屈」なんて神棚に掲げたらその通りです。

長男坊の愛息子、倅の太郎が高校を無事卒業しました。大学は私の後輩となる北海学園大学へ進学です。

春休みに入るので、車の教習所をスタート。勿論マニュアルです。

外でアルバイトもしますが、当社も忙しいのでお手伝いしてもらいます。

「5代目やるか?パパが全面的にバックアップしてやるぞ」とだけ、伝えておきました。

まあ、今は子供たち3人とも「NO THANKS」らしいです。他人やM&Aも視野に。

それでも、親子で一緒に仕事できるなんて嬉しいもんですね。死んだ親父も嬉しかったのかなぁ。

私は父を早く亡くしたので、一緒に出来なかった事が沢山あります。

想い出は多少覚えてますが、そのほとんどは病院のベッドの記憶です。

一番大切にしている思い出は、幼稚園のカメさん競争で、父の背中におんぶしてもらった記憶。

大きくて、ゴツゴツしてて、温かくて、ちょっとタバコ臭かった、そんなことを覚えてます。

今の商売を見てくれたら、なんて言うだろう。褒めてくれるかなぁ。まさか説教かなぁ。

まあ、病死してなかったら、私も商売を継ぐことは無かったと思います。

うちの商売はエネルギーの小売り。現在の日本では特にトップな安定を維持している業種です。

資本力がモノを言う業種なので、零細な弊社では出来る限界もあるし、先も見えてます。

それでもその中でも何かのオンリーワン的なトップになれる!いつもそう思って商いしてます。

この商売を志し、人生でたった数十年間しか携われないのなら、

どんな形でもいいので、何か光り輝かないと生きてる意味がない。

先日の葬儀に参列してくれた鮨屋の大将に言われました。

「トッチ、お前が火葬場行く前に参列者に向けて言った言葉が心に響いてな」

「会いたい人には、生きているうちに沢山会っておいてください、って言ったろ」

「だから休みとって会いに行こうと思うんだ」と。

半泣きで自分で何を言ったのか、あまり覚えてはいませんが、心に残ってくれた事は嬉しい事です。

人生は長いようで、案外短いもの。出来る事ならやりたいことはなるべくやったほうが良い。

そんな私は、49日が終わったら、大学の旧友と地方に泊まり、飲み語り明かそうと思ってます。

5月はガス事業で高評価を頂き、関西研修旅行に参加。6月は沖縄に経営者研修旅行です。

更に、横浜にも数回行くし、仙台視察研修、広島視察研修、福岡視察研修などなど今年は忙しいです。

道内もガス拠点の17か所へ挨拶回りもあるし、雪が融けたら出張の嵐です。

今年の行事は他に任せて、仕事と家族中心の1年にしようと思ってます。

そうそう、2月も歴代単月最高、3月も同様更新しそうな勢いです。

商売繁盛! 最高! ビバ本田燃料電器!!

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*